小説

姫君は笑わない番外編「missアニーの証言」

友達とその妹が謎の失踪をした・・書置きの手紙も何もなくおばさんが言うには失踪したのは突然で友達の部屋には謎の本が置かれていただけだったと言う、私の家にも来ていないかって言ったけど来ていないと言った・・家に帰ると机の中が光っているのを見つけた・・机の小物入れを開けると昔おじいちゃんに貰ったペンダントが光っていた・・ペンダントに触れると私は・・謎の空間に来てしまっていた・・・

「何処だここは・・天国でも地獄でもないのは確かだな・・」
ペンダントの導きに従って歩いていると突然謎の光に話しかけられ最初は疑ったけどこれは紛れもない事実だと思い耳を傾けることにした・・

(・・そこの少女・・お願いします・・貴女の力を貸して欲しい・・)
「力を貸してくれって言われてもな・・まさか・・すみませんがあなたは史奈ちゃんとナオちゃんの失踪に深く関わってるのではないんですか・・」
(・・まさか君主様と大地の鍵の欠片の所有者の事ですか)
「言ってる事を理解するのに相当時間がかかる・・それであなたは二人の行方を知ってるんですか・・学校や町内では大騒ぎです、警察まで来てごった返しするし・・」


(申し訳ない・・いきなり人間界から黙ってこっち側の世界に貴女をよこしてしまったのはマナー違反でしたね・・わかりやすく言いますと人間界と天界は今黒干支によって黒の君主の封印が解かれようとしています・・白の卯年の子孫である貴女様に君主様と共に黒の君主の野望を食い止めて欲しいのです・・」
「・・ちょっと何言ってるかわからいな・・」
(私も出来る限りのサポート等させていただきますので君主様を探し出して欲しいのです、特典として白の君主が戦いに勝利すると貴女様の願いは叶います)
「・・更に何言ってるかわからない・・」
と言い謎の声は途切れ私は見知らぬ森へ飛ばされたのだ・・

「・・・お家帰りたい~ロカビリー聴きたい~お風呂入りたい~」
『誰だ、さっきから五月蠅いぞ・・』
ここは何処かわからない少女は古びた小屋を見つけ入ると蛇と馬の面を被り日本刀を持った二人に絡まれた


「女、さっきから五月蠅いぞ」
「まぁまぁ、そなたは旅の者か・・」
「まぁ・・旅人って言えば旅人かな・・」
蛇の面を被った男に一方的に説教された少女だったが馬の面を被った男には何故か歓迎された
「夜も更けてるだろうから今日はここに泊っていくといい」
「兄上、兄上は人が良すぎますぞ・・」
「まぁまぁ弟よ、おなごを一人外で野宿されるわけには行かないだろ」
「兄上が言うなら仕方がない・・もし変な事したら・・即斬る・・」


と言うと少女はニンテンドー3DSのカメラ機能で兄弟を撮影すると弟は失神した
「女、これは何かの?」
「・・ニンテンドー3DSだよ」
「にんてんどぉーすりーでーえす??」
少女の親友を探す旅は始まったばかりである・・・

続く・・のかもしれない

水川べる

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趣味はお笑い鑑賞と子犬の赤ちゃんの面白ビデオを見る事、変な所で器用スキルが発動する器用貧乏ですがよろしくお願い致します。


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