だんだん春になってきたね
こんな日には公園で大の字になりたくなる
小説の書き方ってだいたい決まってる。
小説を書いている仲間にも、
こうゆう書き方あるある~って盛り上がるくらいだ
小説を書きたいと思っているそこのあなた!
今回の記事は必見かもしれない
まずはオーソドックスな小説の書き方を紹介しよう
小説の書き方
①書きたい場面を集める
これはオオカミとヤギが友達になる『あらしのよるに』の作者さんもやっていた方法で、
小説はファミレスで生まれるのだそう。
というより、その人はたまたまファミレスだっただけで、書きたい場面が思いつくならどこでもいい。
私の場合、学校の授業中だった。
そう、私が書いている小説『フレア』は学校の授業中に生まれたのだ。
(あとはおばあちゃんの家でも思い浮かんだ)
そこでパッと思い浮かんだ
写真でもいい、映像でもいい。
自分の物語で書きたいと思った場面をメモしておく
メモの仕方はなんでもいい。
私の場合文章だったけど、スケッチでもいい
メモの場所はどこでもいい。
決まったノートに書き溜めた方がやりやすいのであればそれでいいし、
『あらしのよるに』の作者さんのように紙の切れ端にメモしておいて封筒に集めておくのもいい
私の場合学校のノートの端っこにメモしておいた
いつ思いつくかわからない上、そこら辺にあった紙切れにメモしてしまうので
私ですらもどこにメモしておいたのかわからない
今でもどこにメモしておいたのか探しているものもある
今はメモをなくしやすい上にパッとメモしやすいので
スマホのメモ機能にメモしている
あ、昔はガラケーだったから
ガラケーのメモ欄に大量にメモしてたっけ
(それからメモ欄がいっぱいになってお母さん当てのメールの下書きにメモしてたっけ)
②集めたメモを時系列順に並び変える
溜めておいたメモを時系列順に並び変えます
『あらしのよるに』を書いていた作者さんは、封筒にためていた切れ端に書いたメモを
時系列順に並び変えて書いていた
私も
前半 中盤 ナミダ族の回 後半 終盤
と分けて書いていた
最初はおおまかでいい。
これは前半、これは後半、とまずはゴミの分別のように時系列関係なく分けていく。
だいだい分け終わったら
今度は前半の中で順序順に並び変えていく
(例)
前半
○ライラは湖に飛び込んだ
○ライラは泣いた
○ライラは走った
中盤
○オーウェンとルシファーが戦う
○ライラは不思議な川を見つける
○ライラとオーウェンは契約を結ぶ(この時点でライラはオーウェンに密かな想いを寄せる)
👇
前半
1 ライラは泣いた
2 ライラは走った
3 ライラは湖に飛び込んだ
中盤
1 ライラは不思議な川を見つける
2 オーウェンとルシファーが戦う
3 ライラとオーウェンは契約を結ぶ(この時点でライラはオーウェンに密かな想いを寄せる)
etc…
こうやって
ひとつひとつの作業を細かく分けていくことで
ひとつひとつのやることが明確になっていき、
小っちゃくコツコツとやっていったことがやがて大きな集大成となって
ひとつの小説が出来上がる
➂つじつまを合わせる
さあ、ここからいよいよ本番だ!
小説を書いていくぞ!
先程書いていた”場面(①で書いた自分の書きたい場面のことである)”はいわゆる”島”だ。
そこに”つじつま”という名の”橋”をかけていく
(例)
ライラは泣いた
ライラは走った
ライラは湖に飛び込んだ
という場面があったとしよう
これだと場面がそれぞれ個々で単体になっていて
だいたいは場面がわかっても、細かな物語として成立しない
だから、このように”つじつま”を付けていく
(例)
ライラは泣いた
自分とはなんなのかわからなくて。
だから
ライラは走った
そう、それは身体がもう前に進めと言っているのだ
ライラは湖に飛び込んだ
自分を探す旅に出るために
どう?だんだん形になってきたでしょ?
ワクワクしてくるね✨
私はこの時点で文章がひとつの塊としてできていて
「本物の小説みたい✨」
とワクワクしたのを覚えている
あ、ちなみにこれ、例は前半から書いているけど、
必ずしも前半から書く必要はないんだよ
後半から書いてもいいし、中盤から書いてもいいし
書きやすいところから手を付けていっていいんだよ
学校のテスト問題を解くのと同じ
わかるところから、思いついたところから、書いてて楽しいところから書いていっていいんだよ
私は本を読むときもそうしているんだけど、
目次などを見て、好きなことから読んでいる
よく周りの人は私のことを”読書家さんなんだね”と言ってくれることが多いんだけど
そんなことはない。
あれ実は本の最初から最後まで全部読んでいるわけじゃないんだ
好きな所だけつまみ読みして
好きな所だけ読み終わったら、スッと棚に戻しているんだ
そして次から次へいろんな本を読んでいっている
だから実際に読んでいるのはその本の4分の1くらい
あるいはそれ以下
そこから気になったら、
「どれどれ…こうなったのはどこからなんだ…?」
とどんどん前に戻って読んでいったらいいじゃない
それで全部読破できたら、それでいいじゃない
たとえ読破できなくても、それでいいじゃない
④肉を付けていく
さぁ、ここからどんどん小説をドラマティックにしていくぞーっ!
ここからは小説を書く中で一番時間をかける”肉付け”
私はこの作業に6年~8年時間をかけている
とは言っても、
必ずしもそんなに時間をかける必要はない
私はたまたま楽しんで時間かけて作ったらそのくらい時間がかかっただけで
数日間でサラッと仕上げちゃう人もいるかもしれない
そんな無理に時間をかける必要はないんだよ
楽しく書ければ、それでいいの♬
(例)
ライラは泣いた
自分とはなんなのかわからなくて。
ライラの涙は頬を滴った
だから
ライラは走った
そう、それは身体がもう前に進めと言っているのだ
砂利が彼女の裸足に突き刺さった
でももう、痛くない
ライラは湖に飛び込んだ
自分を探す旅に出るために
もう彼女の心に迷いはない。
だって私は決めたんだ
前に進むには逃げたくなるような”苦しい”があるのだけれど、
もうそこからは逃げないって
ここまで来てしまえば、もう立派な”小説”だ。
これが短ければ”短編小説”だし、長ければ”小説”、さらに長ければシリーズ物、さらにはシーズン2だ。
変わった小説の書き方
ここからは応用編バージョン
基本的な小説の書き方を踏まえて、ここからは変わった方法で書いていく
私はこれをゲーム感覚で楽しくやっている
①浮かんだ文章をスマホ、またはノートや紙きれなどにメモする
これは今までと一緒
書きたいと思った場面、浮かんできたセリフなどをメモする
(例)
桜ラテを飲むために
甘いものを飲まないと徹底する
カフェの席に着いたのに
背中が丸まっていることに気付く
全然休めてないじゃないか
『今日は初夏の日和になるそうです』
私はニュースで流れるそれを見ながら
朝食の食器を片して
「ショカ、ショカ」
とつぶやく
➁片っ端から並べてみる
ここが基本と大きく違うところ!
基本はここで場面の組み分けや時系列の組み換えなどがあったけれど
ここではその作業は一切なーーーーし!
多少の時系列整理はあるけど
上記のメモをそのまま片っ端から書いていく!
(例)
『今日は初夏の日和になるそうです』
私はニュースで流れるそれを見ながら
朝食の食器を片して
「ショカ、ショカ」
とつぶやく
理沙は家を出た
桜ラテを飲むために
甘いものを飲まないと徹底する
カフェの席に着いたのに
背中が丸まっていることに気付く
全然休めてないじゃないか
※時系列的にちょっと順番替えた
こうして
メモをそのまま書いていくことで
自然と物語が生まれる
まるで生物が生まれるように、この瞬間が楽しいのだ
➂客観的に見るように小説が完成していく姿を楽しみながら成り行きを見守る
基本の”つじつま””肉付け”を踏まえてここからは
➁のように片っ端から書いていく~
どうなっていくか、自分でもわからないし、楽しみ♪
「さぁ、ここから主人公たちはどう動いていくかな?」
とインスピレーションに身を任せて流れゆくまま気の向くままに書いていくのもよし
「さぁ、どうしたら、小説が楽しくなっていくかな?」
と今までの これいいな! と思った小説や映画の作品を参考に書いていくのもよし
もちろん時間がかかってもいい
数年後に思いついて書くのもよし
ゆっくりと楽しみながら
長い趣味のように書いていこう~
だって小説は毎日バッバッと出すほど焦って書くものじゃないから☆
(もちろん、その日のうちに一日でサッと書いて出すのもよし♬)
なんでもよしよし♬