ネイサン・フォークスの著書「ランドスケープ水彩スケッチ」を参考に、複雑な風景をポイントを絞って
正確な模写ではなく雰囲気が伝わる絵になるように描くことが目標です。
先ずは下書きです。
鉛筆を使って線で表現するので何処の線を拾うか難しいところですが、今回は参考書を指針にしたので
無駄な線が少なくなり紙が汚れずにすみました。
元の写真は上から来る光で茂った木々の一部が鮮やかに光り、その下の川や茂みは木々によって光が遮られ
一部の岩や水の反射以外目立ちません、画面手前に広がる川面はほぼ真っ暗な平面です。
なのでここでは光を遮り鮮やかに光る上部と中部の目立つ岩と一番目立つ茂みを一塊として捉えたものを
全体のバランスを見ながら描きこんでいきました。
全体の色味とコントラストを見ながら、明るい上部と暗い下部という最初の印象を描けるよう頑張りました。
塗った色を手掛かりに更に濃い色と細部を描きこんでいきます。
更に細部を描きこんで仕上がりました。
最初のほうで全体のバランスを決めていたので、この段階では描きこむ場所や細かさを迷うことなく進められました。