皆さんこんにちは、お餅。です。
前回に「小説を書く」と言いましたが普通の記事で、期待していたとしたら裏切られたかと思うかもしれません。しかしこの話についてはあながち間違いではないのです。
恐らくほぼ100%の方は”Project_K”という単語に聞き覚えが無いことかと思います。あつまれどうぶつの森の”プロジェクトK”ではないですよ、それよりもずっと前から存在しているプロジェクトです。
といっても今は内容と中身を具体的かつ詳細に話すことはできないので、話せる範囲で書き綴りたいと思います。
始まりの物語は、Project No.1である『突然来た謎の通知に助けられたんだが』(通称『謎通知シリーズ』)という作品です。
(キャッチコピー無し)
この作品の主人公は狐塚 悠(こづか ゆう)、とあるスマホゲームにハマっているごく普通の高校2年生。ある日、いつものように歩きスマホをしながら学校へと向かっていると突如『Kアラート』という謎の通知が画面上に表示される。その通知の内容は『今すぐに立ち止まってください。』というものだった。その通知のワケも判らないまま立ち止まった狐塚の眼前を、トラックが猛スピードで通り過ぎた。それに驚いて視線を上へと上げれば目に入る赤信号。その後も幾度となくスマホへ届く謎の通知、それに繰り返し助けられる狐塚。その運命は果たして……といったストーリーです。
この『謎通知シリーズ』の冒頭部分である上にも書いた事象は、ほとんど自分の体験から来ています。といっても本当に謎の通知がスマホに来たわけではなく、歩きスマホをしていて偶然スマホに通知が来た瞬間に目の前を大型の車が通り過ぎて足を止め、信号を見たら赤だったというところからアイデアが形になり書き始めた作品でした。
しかしこの時点では”Project_K”という大層な名前やシリーズなどの存在はなく、後から付けた設定なのです。
次に紹介する作品は一つ数字が飛んでProject No.3、実は当然ながらNo.2の方を先に書き始めたのですが先に公開したのはNo.3の方なのでした。作品名は『まるばつ!』(通称はそのまま『まるばつ!』)です。
(キャッチコピー:――幼馴染は、運命のために運命と向き合う――)
これは主人公が二人いて、両方の視点からの恋愛小説となっています。その主人公は万々 瑠衣(まんま るい)と黒巣 知垂(くろす しるしで)という名前です。この二人は幼馴染で昔から互いに好き合っている仲、しかしながら面と向かって想いを伝えたことのない二人。その中でも黒巣の方は幼少期から持つ病気の為に何度も入退院を繰り返していて、万々はそこへ幾度となくお見舞いに来ていました。そんな中お互いの気持ちに素直に向き合って伝えることのできない、切なくも暖かそうな作品です。
両視点からの物語を書く上で一つこだわりを貫いているのは、セリフは全く変えず途中の地の文の数も同じに整えるようにしています。なので文字数に差はあれど、文の数は同じになっています。もちろんそれぞれの視点からの話なので相手側の心の内は語られません。両視点を読んで初めて二人の状況を把握できる話の構成になっています。
初めて『まるばつ!』を読む際は黒巣視点の”Side バツ”から読むことを強くオススメします。(初心者向けなのです)
今度こそProject No.2、『陽だまりひとつ。』(通称『陽だまり。』)です。
(キャッチコピー:――君は”ひなた”で、俺は”こかげ”で――)
主人公の名前は秋月 琥景(あきづき こかげ)。高校二年生へと進級したばかりの4月頭、秋月は新たな教室で出会った吹春 陽奈汰(ふきはる ひなた)に一目惚れをした。しかしその気持ちの正体が解らない秋月は友人である冬川 時雨(ふゆかわ しぐれ)に相談をするも、察している冬川はわざと曖昧なアドバイスをする。その一方で積極的に接してくる秋月に戸惑う吹春は吹春で自身の友人である入夏 颯(いりなつ はやて)にその相談をする。秋月は自分が抱いている気持ちに気づき、それをしっかり吹春へと伝えることはできるのでしょうか。
といったような、こちらも恋愛小説となっています。こちらは秋月の視点で進みますが、たまに吹春の視点もあるので秋月が恋心を抱いている相手が果たして秋月のことをどう思っているかも少しずつ明らかになっていきます。
さて、これで作品数は半分となるのですがいつもより少し長くなってしまったので、今回は一旦この辺りにしておいて次回続きを書きたいと思います。
という訳で次回の『Project_Kとは – 後編』でお会いしましょう、お餅。でした。