チョコパフェ食いてえ(切実)
こんにちは。糖分不足だよ。
最近、甘いものが食べたくて仕方がない。
「食えばいいじゃないか」
確かに……!記事を終わります。
じゃなくて。甘い物といっても、何だっていいというわけではない。
例えばパンケーキ。
あれは確かに美味しいけど、本体にはあまり味はない。だからだと思うけど、お店とかで出るパンケーキは生クリームやシロップをどしどし盛ったタイプが多い。あれは一つ食べるとめちゃくちゃ胃がもたれてしまう。それに小麦粉に生クリームという組み合わせはカロリーの暴力であり、お腹どころか身も心も重くなる。
そんなわけで、僕が一番好きなお菓子はチョコだ。
やはり甘味の王様はチョコだと思うのだ。甘さが上品だし、歯ごたえもいい。食べ過ぎなければ胃もたれもしない。
子供のころからお菓子と言えばチョコ。マーブルチョコ、きのこの山や、たけのこの里。アポロチョコにキットカット。コアラのマーチも好きだが、昔より中身のチョコが減っている気がする。
その点トッポはすげえよな、中までチョコぎっしりだもん。
最近は小さいチョコをちょこちょこつまんでいるのだが(チョコだけに)糖分不足でこういうサムいギャグしか思いつかなくなってきている。これはよろしくない。
そんなわけで今チョコ系のスイーツを食べたいし、真っ先に思い付いたのがチョコパフェなのだ。
チョコレートパフェがおいしい件
なぜチョコパフェなのかといえば、当たり前の話だが美味しいからである。
そもそも、パフェはフランス語で、parfait。これを英語に直すとどうなるかというと、perfectである。つまり、「完全なデザート」というわけだ。
元々完璧なデザートと言われるものに僕の大好きなチョコがふんだんに使われている。これはもう勝ちと言わざるをえない。
とはいえもちろん、チョコパフェなら何でもいいというわけではない。チョコパフェとは名ばかりの、生クリームに少しチョコソースをかけただけみたいな「なんちゃってチョコパフェ」はよろしくない。
心の中の美味しんぼが渋い顔をする。やっぱり、チョコが主役じゃないといけない。
前に僕が良く食べていたのが、みなとみらいの商業施設の中にあるカフェのチョコブラウニーパフェ。これが実にうまかった。
メインはしっかりと大きいチョコレートアイス。チョコソースをかけた生クリームが添えられていて口当たりのまろやかさが増すし、添えられたラズベリーソースの酸味がいいアクセントになっていて飽きさせない。
チョコブラウニーとサクサクのコーンフレークの歯ごたえがまたよかった。パフェ全体が良く冷えているからのど越しも爽やかだったし、甘さも上品で、ダメなデザートにありがちな「甘ったるさ」が全くなかった。
グラスの奥にのこったチョコソースに至るまで美味で、捨てるところが無かった。
昼ごはんの後に食べるとカロリーがヤバいことになりそうなので、これ自体を昼ご飯にして食べることもあった。
怒涛の如く連発された過去形からもわかる通り、今そのお店はない。
いつの間にか閉店してしまったのだ。客入りは結構よかったはずなので、改装工事に巻き込まれたのだろう。残念なことである。僕はそれ以来、中々「これ!」というチョコパフェに出会えていない。
チョコパフェがだめなら「フォンダンショコラ」である。別の店にあるのだが、これがまた美味かった
チョコケーキの生地の中に生チョコレートを入れて焼き上げたデザートで、フォークで割ると、とろっとろに溶けたチョコが流れ出す素敵なスイーツ。かためのケーキ生地とやわらかく溶けた生チョコを同時に味わうことが出来た。アクセントにバニラアイスや、パフェでも良い仕事をしたラズベリーソースが添えられていて、いろいろな味や歯ごたえを楽しめた。
またも過去形で語っている通り、いつのまにかメニューから消えていた。解せねえ……。
そんなわけで手札からパフェもフォンダンショコラも消えた状態なので、また次のお気に入りのチョコデザートを探さないといけない。チョコスイーツ放浪の旅がはじまる……
チョコっとだけ気になること
そんな中、前々からちょっと感じていたことがある。
チョコアイスの評価ってあまり高くないのでは……?という疑惑だ。
僕は子供のころからアイスが好きだった。おいしいし爽やかで、しかも安い。
パフェやフォンダンショコラは割と値段も張るし、何よりどこにでも置いてあるわけじゃない。その点、アイスクリームはコンビニでもワンコインで買えるから食べやすい。
子供の頃、ちょっと贅沢したいときに食べるハーゲンダッツのチョコアイスが最高だった。
もったいなかったので、食べるのは好きなテレビ番組を見ながらと決めていた。
舌触りが滑らかで、口の中で溶けたときにじわあっと広がる上質な甘さがたまらない。さすがハーゲンダッツだ。
そんなハーゲンダッツだが、実は、一度ラインナップからチョコが消えたことがある。
いや、正確には消えていないのかもしれないが、少なくとも僕の行動範囲内の店からは一切なくなった。
バニラやストロベリーとかはあるのに、チョコだけが消えた。
しばらくして代わりに出てきたのがチョコチップなんたらで、チョコアイスにクッキーやらチップやらが混ざったやつ。それも悪くはないが、僕が求めていたのはチョコ一色のアイスであり、非常に落ち込んだのを覚えている。近年は復活したとはいえ、またいつクッキーが混ざりだすか予断を許さない。
飲食店でもそうだ。バニラアイスやストロベリーアイスはあるがチョコはない、という事がしばしばある。
季節のアイスクリーム、に一縷の望みを掛けて店員に聞いてみると「オレンジシャーベット」「マカダミアナッツ」だったりする。オレンジはいいとしてナッツの季節っていつなんだという話である。
やはりチョコアイス、正確には純度100%のチョコアイスの評価が低いのだ。それは企業の調査でも明らかだ。
老舗チェーン店のサーティワンアイスクリームが行った自社製品の人気投票にでは、純度100%のチョコアイスは男女ともにどの世代でもランクインしていなかった。
チョコアイスが不人気なわけではないらしく、ランキング1位のアイスがこのホッピングシャワーである。
サンタクロースのような色合いだが実はチョコ系統だ。
少し下だがランキング上位にはチョコミントやクッキーチョコも入っている。
要するに、「チョコはみんな好きだが、チョコオンリーのアイスの需要は減っている」ということなのだろう。
確かに、色々な味を楽しめるというのは良い事だと思う。
だが僕はその「チョコオンリー」のアイスやパフェを食べたいのだ……。
アイスが無ければジェラートを食べればいいじゃない
人は年を取るにつれ、新しいことにチャレンジしなくなるという。
もしかしたら僕もそうなのかもしれない。ポッピングシャワーやチョコミントも単なる食わず嫌いで、食べたらものすごくハマるのかもしれない。
季節のアイスクリームでマカダミアナッツを受け入れる日がくるのかもしれない。
だが、僕はやっぱりチョコオンリーが一番なのだ。
お気に入りのパフェやフォンダンショコラがメニューから消え、ポッピングシャワーが覇権を握り、またいつハーゲンダッツがチョコをラインナップから抹殺するかわからない世界。
それでも、繁華街にはソフトクリームのお店があり、昔ながらのチョコソフトが根強く残っているし、
ジェラートのお店が増えてきたのも心強い。柔らかくて甘い生チョコのジェラート、最高である。
おりしも季節は夏である。ソフトクリームやジェラートをちょこちょこたべて、身体を冷やし、心を温めていきたいと思う。
サムいギャグを減らすためにも、糖分摂取に励むつもりである。