はじめまして、『CREATORSよこはま』で、在宅でのライティングで記事を作成する事になりました。私はパソコンを数台持っていますが、今回は在宅で専用に使うためのパソコンをヤフーオークションで、中古のパソコンを落札しました。
法人向けノートパソコン富士通LIFEBOOK・A574/Kです。
このパソコンのスペックの方は、スタンダードクラスで一番低い下位のモデルです。
CPU インテル® Celeron 2950M (2.00GHz)
メモリ 4GB
チップセット モバイルインテル®HM86 Express
液晶 15.6型HD(1336×768)
HDD 320GB
光学ドライブ DVDドライブ
USB USB3.0×2・USB2.0×2
外部モニター端子 HDMI/D-sub
無線LAN なし
OS Windows10 Pro (64Bit)
このスペックでもライティングするのに問題はないと思いますが、今回はこのノートパソコンを改造していきたいと思います。
改造するのは、CPUをCore i7-4702MQに交換、HDDをSSD120GBに交換、無線LANカードの取り付け、新品のキーボードに交換、メモリを16GBにしたいと思います。
CPUとキーボードはヤフーオークションで入手しました。無線LANカードとSSDは、使っていないノートパソコンから抜き取りました。
※はじめに、SSDに交換するとOSが入っていないので、OSのWindows10をクリーンインストールするのに、USBメモリにインストールメディアを作成しておきます。
パソコンを裏にしてバッテリーを取り外します。裏面のプラスのねじを全部外します。ねじは、全部で17本あります。
電源スイッチのあるパネルを外します。パネルのつめを折らないように気を付けながら外します。
バッテリーの付いていた場所に2個所のつめが出ているので、つめを押しながら外すと簡単に外しやすいです。
続いてキーボードを外します。キーボードは両面テープで固定されているので、上から持ち上げて気を付けながら外します。
キーボードは、基盤とフラットケーブルで繋がっているので、壊さないように気を付けて外しましょう。
赤のまるで囲った所のキーボードと繋がっているフラットケーブルは、コネクター下の茶色い部分の左右のロックを下にスライドさせて、フラットケーブルを外します。
緑のまるで囲った所の液晶と繋がっているコネクターは、黒い紐を持ち上げて外します。
青のまるで囲った所の電源スイッチ基盤に繋がっているフラットケーブルは、コネクターの茶色い部分のつめを上にあげて、ロックを外してフラットケーブルを外します。
黄色のまるで囲った所のスピーカーに繋がっているコネクターを外します。
どれも、壊れてしまうと大変です。外すときに壊さないように注意しながら外しましょう。
青のまるで囲った所のタッチパッドに繋がっているフラットケーブルは、コネクターの茶色い部分のつめを上にあげて、ロックを外してフラットケーブルを外します。
赤のまるで囲った所のプラスねじを外します。ねじは、全部で10本あります。
ねじを外すと、上部のカバーと液晶画面が外れます。
黄色のまるで囲った所のコネクターを外します。
赤のまるで囲った所のマザーボードとファンのプラスねじを外します。ねじは、全部で5本あります。
青のまるで囲った所のフラットケーブルをコネクターの茶色い部分のつめを上に持ち上げてフラットケーブルを外します。
黄色のまるで囲った所がロックしていますので、それを外してHDDを固定しているプラスチックのガバーを取ります。
HDDを下にスライドさせてマザーボードからHDDを取り外します。
壊れないように本体からマザーボードとファンを取り出し裏側にします。
赤のまるで囲った所のヒートシンクのねじをマザーボードから外します。
ヒートシンクに付いたCPUグリスを綺麗に拭き取ります。
黄色のまるで囲ったCPUのロックをトルクスドライバーで左に回しロックを解除します。
黄色のまるで囲った所のねじを左に回しロックを解除したらCPUを取り外します。
赤のまるで囲った所のCPUソケットとCPU Core i7-4702MQの三角形の印をあわせて、CPUをソケットにはめます。
黄色のまるで囲った所のCPUロックのねじを右に回しCPUをロックします。
青のまるで囲った所のCPUにCPUグリスを米粒くらいの量を塗りヘラで薄く伸ばします。
後は、逆の手順でマザーボードとファンを本体に戻します。
外したHDDからゴムのHDDマウンタをSSDに付け替えて、下から上にスライドさせてマザーボードに取り付けて、HDDを固定していたプラスチックのカバーを取り付けます。
黄色のまるで囲った所のスロットに無線LANカードを差し込みます。
赤のまるで囲った所をねじで止めて無線LANカードを固定します。
無線LANカードにアンテナケーブルを付けます
黄色のまるで囲った所のアンテナケーブルは、ちゃんとはめていないとすぐに取れてしまうので、注意してよく確認しましょう。
あとは、分解した逆の手順で元に戻していきます。戻して組み立てるときに、新品のキーボードに交換しました。
全部組み立て終わったらバッテリーを外して、パソコンの裏側にあるメモリがある場所のカバーを外します。
メモリはロックされていますので、両サイドのロックしている金具を内側から外側に広げれば、メモリが斜めに持ち上がりロックが解除されます。上と下のメモリを取り外します。
黄色のまるで囲った所の出っ張りに合わせてスロットに斜めからメモリを差し込み下に押してメモリをロックします。順番的には下のスロットからメモリをはめていきます。
メモリがちゃんと刺さっているかよく確認しましょう。
今回、取り付けたメモリはKomputerbay DDR3-1600 1.35V(低電圧)ノートPC用の16GB(8GB×2)セットをAmazonで購入しました。価格は6800円でした。
あとは、はじめに用意したWindows10のUSBのインストールメディアでOSをクリーンインストールしました。
CPUもCeleron 2950MからCore i7-4702MQに認識され、メモリも4GBから16GBに交換することができました。
デバイスマネジャーでCPUもCeleron 2950Mの 2コア2スレッドからCore i7-4702MQ の4コア8スレッドと確認できました。
タスクマネージャーでCPUも正常に動作していることを確認できました。
Windows メモリ診断でメモリの方も異常なしでした。
無線LANが付いていなかったので、無線LANカードを付けたことでWi-FiとBluetoothも使用できるようになりました。
CPU温度もアイドリングどきは、40℃くらいに落ち着いています。
今回の改造でCPUのCeleronからCore i7に交換できるか心配でしたが、無事に認識してくれて良かったです。
中古のパソコンですが、見た目は目立った傷もなく、キーボードに少しテカリがあったので新品のキーボードに交換したことで、意外と綺麗です。
法人向けのノートパソコンなので、スピーカーの音質は並み程度です。Bluetoothのスピーカーに接続すれば問題ありません。ですが、記事作成のライティング作業用に使うので音質は気になりません。
このパソコンで在宅での記事作成やライティング作業をしたいと思います。
※今回はノートパソコン『富士通LIFEBOOK・A574/K』を改造しましたが、改造するとメーカーの修理や保証が受けられなくなります。また、パソコンが起動しなかったり、正常に動作しなくなる可能性がありますので、改造する方は自己責任でお願いいたします。