こんにちは。お茶です。
最近(最近でもないですが)目の下のクマが気になってきました。
目の下のクマはなぜできるの?
20代を境に、目の下にクマが出来ることが多くなってきます。目の下のクマは寝不足のサインと思われがちであり、疲れていないのにどうしても疲れた表情になってしまう目の下のクマに悩む方は多いんじゃないでしょうか。そこで目の下のクマについて調べてみることにしました。
クマとは何?
そもそもクマとは何なんでしょう?病気?
目の下のクマとは、目の下が暗い状態のことです。
クマは多くの場合病気ではないのですが、ごく稀に何かの病気のサインとしてクマが出ることがあるそうです。悪性腫瘍などで急激に体重減少すると、アイホール周辺の組織も瘦せてしまうので、結果的にクマができてしまうことがあります。また、甲状腺に異常があると眼球突出といって、目玉が前に出てきてしまい、そのときに目の下に影ができてクマになることがあります。
また、目の下が暗いことで不健康、疲れている、老けているなどの印象を与えてしまいますので、クマに悩んでいる方は多いと思います。また、生活習慣に気をつけて、きちんと寝ているのにクマが消えないという方もいるのですが、クマの原因は寝不足や疲れだけではありません。
実は目の下のクマには大きくわけると黒クマ・青クマ・茶クマの3つの種類があり、それぞれ違う原因があることがわかりました。
そこで目の下のクマの種類とその原因、改善方法などについてご紹介します。
黒クマ
黒クマは、影クマとも呼ばれ目の下のたるみやくぼみによる影が原因でできるくまです。
私たちの目は、1日に1万回以上のまばたきをするそうです。まばたきの回数は同じですが、年齢と共に目を開閉する眼輪筋と呼ばれる筋肉や目元の靭帯がゆるんでしまうと、眼窩脂肪と呼ばれる眼球のクッションの役割をする脂肪が前に出てきてしまい、目の下に黒い影を作ってしまっている状態になります。
眼窩脂肪が特に出っ張っていなくても、その下の部分(頬など)が低いと、やはり影となってしまう場合もあります。骨格の違いなどで10代から出来る人もいますが、多くの場合、眼球の支持靱帯がゆるんでくる35歳以降から目立ってきます。見分け方としては、凹凸による影ですので、正面もしくは下から光を当てて消えれば黒(影)クマと判断できます。
「黒クマ」の改善方法
黒クマは、眼輪筋のたるみによって眼窩脂肪が飛び出してしまうことで起きてしまうので、セルフケアで出来ることはないです。ただし、青クマや茶クマと混合しているクマもあるので、青クマや茶クマのケアを行ってみるとクマが薄くなったように見えることもあります。
専門医に相談し、ヒアルロン酸を注入したり、眼窩脂肪を除去することで改善できます。
青クマ
青クマは、目の周りの血行不良によってできるクマです。
目の周りには多数の毛細血管が通っています。その毛細血管の血行不良が起きてしまうと青クマと呼ばれる少し青っぽいクマが出来てしまいます。寝不足になると血行不良を起こしやすいので、寝不足で出来るクマは、この青クマのことを指しています。
目尻を下に引っ張ったとき、クマの色が少し薄くなった場合は、青クマの可能性が高いです。
毛細血管の血行不良を引き起こす原因はいくつかあります。
冷え、生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、パソコンやスマートフォンの長時間使用などです。
「青クマ」の改善方法
青クマは目元の血行不良が原因で引き起こされてしまいます。ストレスをなくし、睡眠をしっかり取るなど根本的な改善は必要なのですが、すぐにどうにかしたいというのであれば「温冷ケア」が効果的です。目の周りには毛細血管が多く存在するので、目元を温め冷やすことで血行が改善され、青クマの対策になります。
蒸しタオルと少し冷やしたタオルを作ります。蒸しタオルを目元に置いて5分、冷やしたタオルを目元において5分、これを交互に2~3回繰り返しましょう。血行不良によって顔色が悪くなっている人は、顔全体に蒸しタオルを置くことで、顔色と目の下のクマの両方の改善が期待できます。
(蒸しタオルは水を絞ったタオルをラップなどで巻いて電子レンジでチンすれば簡単にできます)
茶クマ
茶クマはメラニンによる色素沈着やシミでできる茶色いクマです。色素沈着は例えば、アトピー性皮膚炎や目を擦る癖がある方にも多く見られます。目の下の皮膚は頬などの皮膚と比べてとても薄いです。そのため、少しの刺激でも色素沈着を起こしてしまいます。皮膚そのものが茶色っぽくなっているので、光を当てたり、皮膚を引っ張ったりしてもなくなりません。
「茶クマ」の改善方法
目を擦る癖がある場合には、それを止めることが一番の対策です。洗顔やメイク落とし、アイクリームなどの使用時などにも、肌を強く擦らないように意識してみてください。あとは、紫外線も、色素沈着やシミを悪化させますので日焼け止めでこれを予防します。日焼け止めを塗る時にも優しく、擦らないようにしましょう。
色素沈着には、美白ケアを行うことが改善方法になります。目の周りは皮膚が薄いので、保湿成分を保持する力が弱いので保湿ケアに加え、美白ケアをしっかり行うことが改善の近道と言えます。
また、外用薬(トレチノインやハイドロキノン)や内服薬によって色素沈着を少しずつ改善させる方法もあります。ただし、目元は粘膜が近く、皮膚が薄いために外用薬によるトラブルも起きやすい場所ですので、注意が必要です。
その他の方法
目の下のクマを改善する方法として、目元のマッサージをするのは、クマの種類に関わらずNGです。
皮膚はとても繊細な、柔らかく薄い紙のようなイメージの組織なので、摩擦でこすれるなどすると、すぐにしわになってしまいます。そのため、目元のマッサージをすると、しわや、茶クマの原因となる色素沈着が生じてしまう可能性が高いです。
また、目の下のクマを改善する方法として眼輪筋という目の周りを鍛える筋力トレーニングが紹介されることがありますが、この方法もクマの改善に有効とはいえません。
もしもトレーニングの結果、クマが改善されたとしても、このようなトレーニングを続けていると、目の周辺にしわが増えてしまう原因にもなります。
皮膚は薄くて柔らかい紙のような組織なので、トレーニングをするために目をつぶったり開けたりを繰り返すと、どんどんしわをつくってしまいます。
一時的なクマ改善のために、しわを増やしてしまうといった事態にならないためにも、眼輪筋などの目の周りの筋力トレーニングは基本的に避けたほうがいいでしょう。
あと、漢方薬ですが、漢方薬の中には、血流の滞りを改善する応答を引き出すものもあり、自分の体質に合った漢方薬を使うと、青クマが改善できることもあるそうです。
セルフケアやスキンケア、生活習慣の改善を心がけてもなかなか治らない場合は諦めてメイクで隠しましょう(うそです💧)医療機関を受診するのをおすすめします。2つのタイプのクマがあわさっている場合や、根本的な原因が不明の場合は、専門医の指導を受けなければ適切なケアを行うことが難しいです。
まとめ
目の下にできているクマといっても様々な種類があるのがわかりました。自分がどんなクマで悩んでいるのか確認してみようと思います。
また、蒸しタオルを顔にかぶせてみようと思いました。気持ちよさそうです。
皆さんの中で目のクマに悩んでおられる方がいらっしゃいましたら参考になると幸いです。
セルフケアで改善が見られなかったり、あまりにも酷いくまで悩んでいたりする場合は、一度専門医に相談するのもいいかもしれません。