さまざまな理由で高校を中退し、その後どうすればいいんだろうと悩んでしまう方は多いでしょう。
そんなときに、諦めず新しい道を探すのに通信制高校に入学するという方法もあります。
この記事では、通信制高校の特徴と卒業条件、メリット、デメリットについてご紹介します。
通信制高校の特徴
通信制高校は「一般的な高校と何が違うの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。
なんとなく知っていても「具体的に何が卒業の条件になっているの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
まずは、通信制高校の特徴と卒業するための条件についてご紹介します。
- レポートの提出とテスト、スクーリングが単位取得の条件
- 修業年限は3年以上
- 74単位を取得すること
- 普段は自宅学習でも、30単位時間は特別活動に参加しなければならない。
これらの条件を満たすことで、通信制高校を卒業できます。
通信制高校のメリット
通信制高校の特徴を挙げてみましたが、実際に通った時にどのようなメリットがあるか気になる方も多いのではないでしょうか。
通学が怖くなってしまって、通信制高校を検討していてもどんな場所なのかわからない不安もあるでしょう。
そんな不安を払拭するために、通信制高校のメリットについてご紹介します。
- 先生からのメンタルのケアが手厚い。
- 日常の悩みでも相談に乗ってもらえる。
- 仲間ができることで、コミュニケーション能力が上がる。
- 様々な境遇の生徒さんたちに出会える。
- 生活リズムが整う。
- 通学の場合は、自分のペース(日数)で登校できる。
- 自宅学習も可能。
特にコミュニケーションについては、通学で得ることができる自分なりの大きなスキルになります。
今後、人付き合いの中で活かすことができるでしょう。
通信制高校のデメリット
それでも、通信制高校についてまだわからない点もある方もいるでしょう。
正直、デメリットになる部分もあるので、併せてご紹介します。
では、通信制高校のデメリットをご紹介します。
- 大学受験を考えるなら、外部の予備校でも受験対策の学習をしなければならない。
- スクーリングでのコミュニケーションが不安に感じる人もいる。
学習面については、大学受験を考えている方には正直物足りないです。
なので、通信制高校の勉強+外部の予備校に通うことをおすすめします。
実際に私も、外部の予備校に通い、大学受験に向けて学習していました。
もうひとつのデメリットであるコミュニケーションの不安については、最初は誰しもあると思います。
私自身も初めの頃は、ずっと不安でした。
ですが、様々な境遇がある生徒さんばかりなので、理解がある生徒さんが多く、溶け込みやすい雰囲気はあります。
日常生活の困ったことでも、先生に相談することができます。
通信制高校に行く不安がある人へ
私は私立高校を中退したときに、もう学校には通えないと思っていました。
辞めた高校では保健室登校ばかりで、コミュニケーション能力もありませんでした。
でも通信制高校に通い、いろいろな人と交流できて、今は人との会話が楽しいです。
大学進学も考えていたので予備校で学習し、合格して卒業することもできました。
今思うと、充実した高校生活を送れたように感じます。
入学するときは、「友達はできるのかな」「新しい環境は怖いな」と不安になるでしょう。
そのようなときは、その気持ちを先生に相談することもできます。
ゆっくりでもいいので、1つずつできることが増えていけるといいですね。
まとめ
通信制高校の特徴と卒業条件、メリット、デメリットについてご紹介しました。
卒業するには、レポートの提出とテスト、スクーリングが必要なことと、修行年数は3年以上、74単位を取得する、30単位時間は特別活動に参加する必要があります。
メリットは、先生からのメンタルのケアが手厚いことと、コミュニケーション能力が上がる、自宅学習も可能なことです。
通学の場合は、ペースは自分で決めることもできます。
デメリットは、大学受験を考えているなら外部の予備校で学習しなければならないこととコミュニケーションを取るのが最初は不安だということです。
自分の好きなように学習の仕方を選択できる通信制高校は、いろいろな不安を抱えている方におすすめです。