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コーヒーのススメ!

春の三寒四温とはよく言ったもので、暖かくなったと思えば、真冬の様な寒さに逆戻りしたりする。冬に比べると控えめに設定されている春の暖房は、寒い日にはちょっと心もとないし、逆に初夏のような暖かい日には今度は冷房の出番。場所によっては冬よりも体が冷えてしまいやすい季節である。

こういう時はお腹からあったまろうというわけで、ちょっと寒いそんなとき、僕はホットコーヒーをよく飲む。コーヒーは良いね、香りもよく、ほどよい苦みがたまらない。甘いお菓子なんかにもピッタリで、チョコとかと相性抜群である。

ブラック一択!



しかし、ちょっと聞いたところによるとコーヒー豆は体を冷やす、らしい。
マジで?

マクロビという理論があるが……

結論から言うと、「コーヒー豆が体を冷やす性質がある」という事はない。

なのになぜそんなことが言われているのか。
僕にコーヒー豆が体を冷やすと教えてくれた人はこんなことを言っていた。
「南米やアフリカやベトナムみたいな暑い土地で育ったものは体を冷やす効果があるから」だ。どういうこと?

これは古代中国の陰陽思想やその他もろもろの伝統を基にした「マクロビオティック」という理論の考え方らしい。
マクロビによると、全ての作物には陰と陽の性質があり寒いところ(陰)で育った作物は陽の気を帯び、暑いところ(陽)で育った作物は陰の気を帯びるらしい

他にも夏に採れるものは陰、冬に採れるものは陽だとか、タケノコのように上に向かって育つものは陰で、根菜の様に地中に向かって育つものは陽だというのである。陽の物を体に入れれば体が熱され、陰の物を摂取すれば体が冷える、ということだ。勿論、熱され過ぎても冷えすぎてもいけない。

うーん眉唾。

前にも言ったようにコーヒー豆が体を冷やすことはない。
そもそもマクロビ自体がかなり信ぴょう性にかける理論であるといわれている。

マクロビいわく陰陽それぞれに強さランキングみたいなものがあって、できるだけ中庸なものがいいらしく、玄米や温帯性の野菜が良い。
コーヒー豆なんかは暑い地方で育ち、上に向かって育つ木で、色が濃く、なおかつ刺激が強い「陰の極み」だから体にはとても悪いらしい。
マクロビオティックによるとスーパー栄養の塊ベジタブルであるあのトマトや、カルシウム満点の牛乳ですら「陰の極み」だからアウトになってしまう。
他にもチーズや魚介類は「陽の極み」でこちらもアウトになる。
これを全面的に取り入れたら中々に偏った食生活になってしまう気がする。
勿論マクロビにも有意義な面はあるのだがあくまで話半分がいいと思う。

マクロビオティックの陰陽分けの基準はかなり偏っているし、そもそも陰だから陽だから体に悪いんだとかそういう考え方はさすがに近代の栄養学的見地から否定されているので、安心してトマトや魚を食べよう。
さかなを食べるとあたまがよくなるし。

ホットいて たっぷり飲もう ホットコーヒー

というわけで、ホットコーヒーは間違いなく体を温めてくれる。ホットな飲み物だし、中に含まれているカフェインには血行を促進させる効果があるので体もあったまる。しかも、交感神経を刺激するから目も覚めるし頭も冴える。体に悪いどころか一石二鳥で実に結構なことだ(血行だけに)。ホッとした(ホットコーヒーだけに)。こんな爆笑ギャグを連発できるくらい頭も冴えているしテンションも温まっている。

お仕事や読書など、ちょっと集中して何かに取り組みたい時にはコーヒーはうってつけだ。
香りもよくリラックス効果もあるし、カフェインで頭も冴える。体をあっためるホットコーヒーはもちろんの事、夏の暑さに参りそうな時には、冷えたコーヒーののどこしの爽やかさがたまらない。
さらには、お肌や胃腸の調子を整えたり、ダイエット効果もあるらしい。
健康にも気持ちにもいいことしかない。おいおい完璧か?

やっぱりCoffeeに限るね!


だがもちろん、完璧な飲み物なんて存在しない。完璧な文章が存在しないようにね(村上春樹)。
余計なダジャレを連発したせいで文章のクオリティが地に落ちてしまったように、カフェインの取り過ぎは健康を損ねるのである。それも大いに。

飲み過ぎはダメ、絶対

「コーヒーってたくさん飲むとどうなるの?」

厚生労働省様中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらす

アカン。

マツキヨとかでは絶対に手に入らないタイプのオクスリをキメてるかのような単語が並んでいる。
スタバじゃなくて池袋か新宿の路地裏で中国人やイラン人あたりが売ってそう(ド偏見)だ。

カフェインを取りすぎたときの体調不良、ようはこれ「自律神経のバランスが乱れる」のである。
コーヒーとかエナジードリンクなどのカフェイン飲料を飲むと集中力が増したり、やる気が出たりするが、あれは交感神経を刺激しているからだ。
これが行き過ぎるとバランスを崩してしまい、血行が悪くなったり、体温調整が上手くいかなくなってしまったりする。体が冷えたと感じたりするのはそのせいだ。
よくカフェインたっぷりのエナジードリンクは元気を出すのではなく元気の前借りだと言われるが言いえて妙である。

それからカフェインには「利尿作用」もある。お〇っこをすると確かに体温は下がるし、摂取した以上に水分を排出してしまって、脱水症状を起こす可能性もある。

こうした観点からすれば、確かにコーヒーは体を冷やす、と言えるだろう。

というわけで、コーヒーは頭も冴えるし香りもよく、暑いときにも寒い時にもお薦めだが、適量を守って摂取しましょうということである。

ちなみに、カフェインの推奨一日摂取量はいかほどというと、厚生労働省のHPによれば、「健康な成人で400 mgまで」が望ましいとされている、コーヒーに換算するとマグカップ(大きさにもよるが)で3杯ほどになる。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

結論としては、コーヒー豆に体が冷える性質が含まれているわけではないが、取り過ぎるとカフェイン効果で体温が低下しかねない、ということだろう。
カフェインさえなければいいので、体を温めるだけならノンカフェインのコーヒーとかお湯を飲むのもお薦めである。

だが僕はコーヒーのあの香ばしさとのど越し、そしてカフェインで興奮するのが好きなのだ。

これからもコーヒーをキメていくつもりである。

キメていくぜ!


FT

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アニメや映画、プロ野球を見たり、本を読むのが好きです。
浅く広くいろんな作品に触れていくタイプなので、それを活かして記事を書いていこうと思います。よろしくお願いします!


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