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野球を見よう!応援オススメ球団紹介編③福岡ソフトバンクホークス

福岡ソフトバンクホークス#黄金時代 #最新理論 #大金持ち

2010年代最強チーム。世代交代の波を乗り越え黄金時代継続なるか。

強いチームを応援したいのなら、福岡ソフトバンクホークスは最有力候補の1つだ。

かつてアメリカの作家レイモンド・チャンドラーがこんな言葉を残した。「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」
プロ野球も同じである。真摯に取り組むのはあたりまえだが、強くなければファンを喜ばせることはできない。強くなるには必要なものはたくさんあるが、すべての前提となるものは何か。そう、「資金力」だ。
ネズミの国ランドでもわかる通り、夢を見るにも金が要るが、夢を与えるにも金が必要なのだ。
資金力があるから良い選手も集まるし、設備にも投資できる。
日本一の金持ちと言われる孫正義率いるソフトバンクグループを親会社に持つ福岡ソフトバンクホークスこそ、日本で一番金を持っているチームである。

現在はソフトバンクがスポンサーだがホークスの歴史は長く、福岡ダイエーホークス、さらにはかつて故野村克也氏も在籍した南海ホークスへさかのぼる。
創立以来、優勝19回に日本一11回と、巨人、西武に続くプロ野球界屈指の強豪なのだが、そのうち6回の日本一を2010年以降に成し遂げているソフトバンクホークスは今、まさに黄金時代を迎えているチームと言える。

「世界一の球団」へ、隙のない戦力づくり

ホークスの戦力は厚い。
チームキャプテンの、ホームランを打った際にファンに向けて「熱男!」と叫ぶパフォーマンスで知られ、先日「逃走中」で大失態を犯しあわやジャニーズタレント様を失格に追い込みかけてジャニーズや番組のファン相手に大炎上した二重の意味で「熱男」松田宣浩を中心に、職人芸のバッティングを見せる中村晃や、成長著しく、五輪の日本代表にも選ばれた打力と守備を兼ね備えた栗原隆矢、強肩が武器の、現在日本代表の正捕手を務める甲斐拓也など優れた技術を持つ選手がそろう。
中でも柳田悠岐は日本人離れしたパワーと巧みな打撃技術、足の速さも兼ね備えた選手で、現在の日本球界では最強の打者といっていいだろう。

野球強豪キューバともコネクションがあり、豪速球と鋭く曲がるカーブで打者を手玉に取るリバン・モイネロや、安定感抜群の打撃を見せるジュリスベル・グラシアル、豪快なフルスイングが魅力のアルフレド・デスパイネらキューバ人選手も強力。

「世界一の球団を目指したい」という孫正義オーナーの思いもあり、補強にも積極的である。
金銭面だけで言えば巨人さえも上回っており、過去には内川聖一多村仁志アレックス・カブレライ・デホといった他球団の主力選手を多く獲得してきた。前述したデスパイネも、もともとはロッテの4番を打っていた。

だが、ホークスには更なる強みがある。それが若いピッチャーの育成だ。

ホークスの代名詞・魔改造

ホークスの投手育成は「魔改造」だと言われる。
それくらい若いピッチャーが次から次へと湧いてくる。変化球も良いが驚くべきは、ほとんどの投手がまるで外国人選手のように速くてパワーのあるボールを投げるようになっている事。

現在、160キロに迫る剛速球とお化けとまで言われた落差を誇るフォークボールを武器にメジャーからも注目されている千賀滉大がその筆頭だが、入団時には線が細かった投手が短い期間で一気にパワーアップする。
ドラフト1位とか、アマチュア時代から凄いと言われていた投手がそうなるならまだしも、ホークスの場合は、アマチュアでの評価がそれほど高くない選手、下手をするとドラフトの本指名には引っかからず、育成ドラフト(契約金や年俸の安い育成契約を結ぶ。本契約を勝ち取らないと1軍の試合には出られない)で入団した選手ですら、豪速球を投げるようになっていたりするのだ。なんと、千賀や石川柊太チームのエースがこの育成出身の叩きあげである。
次に「化ける」若手をチェックする楽しみがあるというのもホークスの良い処である。

短期決戦に強い!

それから、ホークスは短期決戦にめっぽう強い。
プロ野球にはクライマックスシリーズというものがある。シーズン144試合が終わった後、リーグ1~3位のチームが戦い、日本シリーズへ進むチームを決めるのだが、
ホークスは近年、クライマックスシリーズでは殆ど負けていないし、最近の日本シリーズではなんとセリーグ全球団から勝ち星を挙げている

2011年優勝→VS中日(セ・リーグ1位)
2014年優勝→VS阪神(セ・リーグ2位)
2015年優勝→VSヤクルト(セ・リーグ1位)
2017年優勝→VS横浜(セ・リーグ3位)
2018年リーグ2位→VS広島(セ・リーグ1位)
2019年リーグ2位→VS巨人(セ・リーグ1位)
2020年優勝→VS巨人(セ・リーグ1位)


まさにセ界制覇である。強くてお金もあって個性豊かな選手が次々現れてくる…応援していてストレスを感じることが非常に少ないチームだと言える。

魔改造ゆえに多発する怪我――綻びを解消できるか?

しかし、ホークスが順風満帆かと言うと、そうではない。理由は2つ。怪我人が多いことと、ベテラン依存が激しくなってきたことである。

そもそもなぜホークスがクライマックスシリーズ、日本シリーズにこれほど勝っているかと言うと、もちろんホークスが強いからが最大の理由なのだが、もう一つ大きな要因がある。それは、「フル出場した選手が少なく、対戦相手と比べてリーグ戦の疲労が軽い状態で戦えている」からである。
実は柳田や千賀を筆頭にホークスの主力選手にはケガがちな選手がそろっていて、シーズン中に主力が離脱する事が多い。出場試合数がやや少ないため、日本シリーズに余力たっぷりで臨むことができる。

逆に言えば、シーズン中は故障者の多さが原因で失速してしまいやすいということでもある。
実際に、2016年には開花した二刀流今や世界のオオタニサンこと大谷翔平を擁する日本ハムに、2018と2019年には超強力打線で鳴らした西武上をいかれてリーグ優勝を逃しているし、2020年も終盤まで2位と僅差だった。
チームの絶対的柱である柳田、千賀がまだ若かった2015年をピークに、チームとしては次第にもろさが出始めてきていた。現在はスタメンの平均年齢が高く、故障のリスクは高い。

さらに、主力のバッターやピッチャーだけじゃなく、若手ピッチャーにも怪我人が多い。
育ってきたのにもったいない、といわれるが、そもそも彼らを成長させたホークスの「魔改造」こそが怪我の原因なのではないか、という声もある。

日本人離れした剛速球を可能にする一方で身体的負荷も激しい。そしてそんな投手たちを中心に戦っている為、投げる回数が増えていき、結果、毎年のように故障者が現れる。
それでもホークスが安定して優勝を争えているのは、けがをしたピッチャーの穴を新しいピッチャーが埋めるから
数年前と今ではリリーフ投手陣の顔ぶれが全然違うのだ。

そんな風に次から次へと選手が出てくるのは勿論長所であるが、見方によっては、怪我をするまでフル回転させて怪我をしたら新しい投手を1軍に送り込んでいるともいえる。結果としてそうなっているだけだとは思うが、投手陣に怪我人が多すぎるチームスタイルはファンの間でも賛否両論を呼んでいる。

久しぶりのBクラス。鷹の羽休めか、あるいは失墜か。

2021年はホークスが抱える弱点が一気に現れたシーズンとなった。
チームを支え続けたベテラン勢に投手陣に怪我が相次ぐ。
だが、ホークスは投手陣に比べて、打者の若手が育っていない。主力が不調になるとカバーする選手がいないため、最後まで戦力がかみ合わず、久しぶりのBクラスに終わってしまう
接戦が多いために投手陣への負担が大きい事、主力が不調に陥った時の打開策が乏しいなど、巨大戦力の影で長年抱えていた課題があらわになってしまったシーズンだった。
工藤公康監督は責任を取って辞任。果たしてこれが黄金期の終わりなのか、それとも立て直されるのか、新監督の手腕が試されるシーズンになりそうだ。
とはいえ、ホークスには伝統も資金力も意欲もある。組織として大崩れしそうなチームではない。





FT

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浅く広くいろんな作品に触れていくタイプなので、それを活かして記事を書いていこうと思います。よろしくお願いします!


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