コラム

☆つぶやき~『フレア』の一説~

私が書いている『フレア』にはこんな一説がある

~一夜のパレード~

ギルは夜、暗くなった部屋で一人、うつむいていた。

もうなにもする気が起きない。

病院患者の服を着たギルはベッドに腰掛け、一人うつむいていた。

自分はなにをやってしまったんだろう。

強い力の魅力に溺れ、力を無理矢理奪った挙句に人を殺し、激痛に苛まれ、

フレアを背負う覚悟とか、責任とか、そんな覚悟、できる訳がない。

俺は一体なにをやっているんだろう。

なにをやってしまったんだろう。

ギルは小窓を見上げた。するとなにやら小窓から、オレンジ色の光が漏れ出していた。

「ギル」

気がつくと部屋のドアからアズが呼んでいた。

ギルは体を重そうに持ち上げ、玄関へ下がっていった。

玄関まで来るとアズがギルの手を引いた。

「おいで」

すると外で夜のガーデンパーティーが行われていた。

庭は竿につるされた電球のオレンジ色の光に照らされていた。

テーブルには軽いケーキやクッキーが置かれ、周りではウィングとピーターがキャッキャッキャッキャッと追いかけっこをしていた。

「これは一体…?」

ギルが小さな声でつぶやくと、白衣を着た両手でホールケーキを持ったナタが教えてくれた。

「今日はモルダやギルくんが家族の仲間入りしたお祝いってことで、みんなでアズの花火を見ようってことにしたの」

アズの花火…?

ギルは頭が回らず呆然としていると目の前にアズが現れた。

「行くよ」

アズはそう言うと両手に火の玉をバチバチと作り、腕を大きく空に振り上げた。

ドンドン!!パチン!!バラバラ…

空に金色の花火が舞い上がった。

「わあ!きれいきれい 花火だ~きゃははっうふふっ」

ウィングは夜空に両手を上げて無邪気に走り回った。

ギルもぼーっと花火を見ていた。ギルの瞳にに花火の光が反射する。

なんだかこの時だけは、辛さも痛みも忘れられるような気がした。

ギルはアズに目をやった。

そこには、自分の花火をうっとり見つめる、優美な笑顔をしたアズの姿があった。

私はこのギルの心情と自分の今の心情が重なった
『なんだかこの時だけは、辛さも痛みも忘れられるような気がした。』
この文章を読んだ時、ふっと心が軽くなるような気がした。
自分で書いた一行なのに。
ほんの少しだけだけど

今、私はお金がない。
心の余裕がない。
夢のための投資ができない。
すごく苦しい。

でも、今まで恋愛の悩みとか大きなたくさんの悩みとか
いろいろあったけど、たくさん乗り越えてきたよ

それから私は一つ、大きなことを学んだよ
それはね、
夢を叶える行動をするには、まず自分を満たす
ということ

行動する前に
自分を安心、安全なところに身を置いて、
そこから動きたいと思ったら動く

動かなきゃ!動かなきゃ!じゃないんだって
動かなきゃ!と動きたい!は全然エネルギーが違うんだって

自分を満たして夢を具体的に描いていくと、自然と動きたくなるんだって

だから私は
一旦動かなきゃ!とやっていた夢のための行動をやめた

自分を満たしてからでいいんだと思った瞬間、心がスーッと楽になった

さて、ここで課題なのが
今あるお金の中でどうやって自分を満たしていくか
自分の心を満たしていくのだったら、お金を使わなくてもできる

ただ、
私はお茶も行きたいし
遊びにも行きたいし
できたら夢を叶えるための投資もしたい
そして貯金もしたい

ただ、
我慢をしたまま節約していくのは続かないと思う
たまにお茶をして、息抜きをしながらやっていった方が続くと思う

今日も仕事場に行った
今日もあの人のアホ毛がディスクの向かい側から覗いている

今日も仲良しの人から「人それぞれ各々のペースがあるから大丈夫だと思いますよ」と言ってくれた

今はただ、きっと大丈夫、きっと大丈夫、と唱えながら
毎日を過ごしている

❀沙彩❀

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