ある日
私は駅のホームを歩いていた
なんだか今日は鳩のフンが多い
なんだろうかと思いつつ、ベンチたどり着いた
座ろうと目をやるとベンチにはフンひとつ、ついていない
あんなにたくさんホーム中にフンがついているのに不思議だ
電車のついた先のホームには階段があった
今日は雨模様
外は水浸しになっていた
すると不思議な光景を目の当たりにした
階段の、片方が濡れていて、もう片方は濡れていない
なぜだろうか
私は謎を解明するために人通りを見た
そしてやっとわかった
濡れている片方の階段は外から来た人が駅へ登っていく階段
乾いているもう片方の階段は駅から外へ下る階段
だから片方は濡れていたんだ
帰り
私はバスに乗る
しかし私が向かう頃にはすでにバスが止まっていて
私は慌てて走った
バスのドアはもうすでにしまっていて、もう乗れないか。そう思った時
運転手さんがドアを開けてくれた
止まっているバスの運転手さんがドアを開けてくれ、
乗客さんが私が椅子に座るために道を開けてくれた
みんなの協力があって成り立っているんだなぁ
私はひとつひとつにお辞儀をした
椅子に座っていると
小学生がいっぱい乗っていた
その中の一人がちっちゃなケータイを持っていた
防犯ブザーが付いた、見守り用の小さなケータイ
私も今見て初めて知ったのだが、あの小さなケータイに文字が打てる機能があるらしい
あんなちっちゃなケータイで打ってるよ
一方、こっちの前の子供たち
小学生が何かで遊んでいる
なんかネバネバしたもので
ようわからん
だが懐かしい
私も昔やっていた
そういえば
午前中に行った銀行のおばちゃんのこと思い出すなぁ
朝まだ銀行が開く前の銀行で待っていると
清掃のおばちゃんがひとり、出てきた
あのおばちゃんすごい頑張ってんなぁ
窓拭いてるよ
それから
「9時よりちょっと前にATM使うと100円取られちゃうよ」
と豆知識まで教えてくれた
そんなそんな私の
何気ない日常