日本のヴェネツィアとも呼ばれるくらい再現度が高いとされるアトラクション『ヴェネツィアン・ゴンドラ』のバックグラウンドストーリーや豆知識をご紹介したいと思います!
世界でもっとも有名な水の都といえば・・・イタリア北東部に位置するヴェネツィア。
アドリア海に浮かぶ水上都市で、美しい街並み&運河を渡るゴンドラが印象的な街です♪
今から紹介する日本のヴェネツィアでも、現地にいるかのような非日常体験をすることができます!
★知っておきたい!基本情報★
【 エリア 】 メディテレーニアンハーバー
【 所要時間 】 約11分30秒
【 定員 】16名
【 身長制限 】 なし
【 アトラクションの形式 】 船 ( 2人のキャストさんが漕いでくれます )
【 屋外or室内 】 屋外
アトラクションの見どころ
ヴェネツィアンゴンドラの魅力といえばこのアトラクションに乗った人しか見ることができないハーバーの景色です♪
さらに昼と夜で雰囲気がガラッと変わるので1日2回乗って違いを楽しむのもオススメです。
↓それでは私がオススメする注目ポイントをご紹介していきます!
【ゴンドラが通る5つの橋】
➡5つの橋をくぐりながらハーバーを巡るのですが、それぞれ橋の名前や意味があるんですよ~
①『イソラ・デル・ゴンドリエーレ』
・・・ゴンドラの乗り場に渡る橋でゴンドリエの島という意味があります。
②『ポンテ・デッラルティスタ』
・・・イタリアン料理で人気のレストラン、リストランテ・ディ・カナレットに渡る橋です。この橋は芸術家の橋という意味があります。
③『ポンテ・ディ・ベンヴェヌーティー』★
・・・ディズニーシーに入園した人が最初に渡る橋なので歓迎の橋と呼ばれています。さらに、願いが叶う橋といわれているので、橋の下を通るときは目をつぶって心の中でお願い事をしてみましょう。
④『ポンテ・デル・リド』
・・・ショーを見るときのベストポジションである、リドアイルに続く橋でリド橋という名前が付けられています。
⑤『ラ・ドルチェ・ヴィスタ』
・・・この橋の上から、ハーバーが綺麗に見渡せることから美景の橋と呼ばれています。
願いが叶う橋ってなに?
先ほどもご紹介しましたが、ヴェネツィアンゴンドラには橋の下でお願い事をすると願いが叶う橋があります。( 前項目の★ )
この橋の下を通るタイミングはゴンドリエさんが教えてくれるので、お願い事をよ~く考えておくのがオススメです!
ちなみに・・・
コロナ前はゴンドリエさんがイタリア語で歌ってくれていたんですよ~♪
何を歌ってくれていたかというと
➡イタリアの民謡『 Santa Lucia 』( サンタ・ルチア )です。
ゴンドリエさんによっては他のイタリア民謡を歌っていた方もいたみたいです。
ゴンドリエさんの挨拶集
このアトラクションはイタリアの街という設定なので、もちろんゴンドリエさんもイタリア語で話したり歌ったりします。
その中で挨拶も、もちろんイタリア語なので主な挨拶をご紹介していきます!
① Ciao / チャオ!( やあ!)
② Buon giorno / ボンジョールノ ( こんにちは!)
③ Buona sera / ボナセーラ ( こんばんは!)
④ Grazie / グラツェ ( ありがとう!)
⑤ Arrivederci / アリヴェデルチ ( さようなら!)
↑ ぜひこれをマスターしてゴンドリエさんに挨拶してみてはいかがでしょうか!
誕生日に乗るといいことがある!?
もし、誕生日や誕生月にディズニーシーに行く方はキャストさんにバースデーシールを貰ってからゴンドラに向かいましょう!
バースデーシールを目立つところに貼ってゴンドラに乗り、ゴンドリエさんに「 今月お誕生日の方いますか~ 」と聞かれるのでアピールしてみてください!
➡すると、同じ船に乗っているゲストやキャストさんからお祝いしてもらえますよ♪
もちろんパーク内でもたくさんのキャストさんやキャラクター達にお祝いしてもらえるので絶対に付けていたほうがいいです!!
パラッツォ・カナルの豆知識
パラッツォ・カナルは東京ディズニーシーの玄関口であるメディテレーニアンハーバーにあるエリアの1つです。
このパラッツォ・カナルには、至るところでヴェネツィアを感じられる細かすぎる演出があります。
そんなヴェネツィアらしいこだわりや豆知識を紹介していきます!
①壁についた2本の線
・水が長時間にわたって停滞していた時にできる線の跡があります。
➤線が2本あるということは過去に少なくとも2回、高潮による水害にあっているということになります。
※これは本物のヴェネツィアでも同様の光景を見ることができるそうです。
②特徴的な見た目の水飲み場
・この水飲み場の正体は『 井戸 』です。
➤一般的な井戸は地下水を汲み上げる仕組みですが、ヴェネツィアは海に浮かんでいるので地下を掘ると海水が出てきてしまいます。
そのため、ここでは地面に穴を開けて雨水を集め、粘土層や砂地などでろ過した後貯水槽に溜める仕組みを用いていました。
※ヴェネツィアでは井戸が使われなくなった今でもたくさんの広場に井戸が残されています。
③柱が埋め込まれた壁
・部屋を広げるために元々道だったところを埋めて改築した名残りです。
➤柱をそのまま壁にする技法はとても大胆ですが、このような建築方法はイタリアでよく用いられていました。
※パラッツォ・カナルでは複数の場所で柱や門を埋めた跡を見ることができます。
④窓に鉄格子がはめられている
・窓を少なくしたり鉄格子をはめたりして、『 税金対策 』をしていました。
➤ヨーロッパではガラスが高級品とされていた時代があったので『 窓税 』というものが導入されていました。
そのため節税目的で元々あった窓に鉄格子をはめて塞いだりしていました。
※19世紀初頭に廃止されましたが、今もヨーロッパでは窓が少ない家が見られるそうです。
ゴンドラが黒い理由
中世までは赤、青、金などの華やかな装飾のゴンドラが行きかっていましたが、贅沢を禁止して倹約を推奨する『 奢侈禁止令 』( しゃしきんしれい )というものが発令され、ゴンドラは全て黒色に統一されました。
その後、法令は廃止されましたが当時の名残でそのまま黒に統一されています。
最後に
このオシャレな街並みや壁画、細かすぎるこだわりをぜひ探してみてはいかがでしょうか。