こんにちは。今回は、RGC-80:ジム・キャノンを解説したいと思います。
ジム・キャノンとは、地球連邦軍のRGM-79:ジムをベースに中距離支援を目的に
240mmキャノンを増設、下半身を中心に増加装甲を施したジムの砲撃戦仕様です。
初出は、ガンプラの販促企画であるモビルスーツバリエーション (MSV)。
一年戦争時、ガンキャノンの量産型という位置づけで開発され、
その名称と外観からジムのバリエーションと位置づけられることが多いですが、
ガンキャノンの量産化プランはガンダムの量産化(ジム)と最初から別に進行しており、
その延長線上にあるのが本機です。その為、厳密にいえばジムのバリエーション機ではありません。
本来であれば、中距離支援にはガンキャノンタイプの量産が予定されていたが、
早期実践投入の必要性に迫られ、大量生産されていたジムをベースとして
簡易的に支援機を生産する事となった。
半ば強引に改修された為、機動性や運動性が低下してしまったが、
他機種との連携により、支援機としての十分な活躍が機体できるMSである。
生産数は60機を超えない程度だった模様。
多くがカリフォルニア攻略戦やアフリカ戦線に投入され、火力支援機として重宝された。
ガンキャノンと同じ経口の240mmキャノンを1門装備しており、
1門になったのはプロトタイプの試験データで、2門では機体の安定性に欠けると判断された為。
これは地上掃討が最優先された為の判断で、一年戦争末期には
宇宙戦向けに再調整した機体もロールアウトしている。
装備の性質上、長距離狙撃ではなく、機動部隊に随伴しつつ中距離からの
砲撃支援を役割とする事から、MSパイロットとしての練度が不足している元戦車兵などでも
比較的に運用しやすく、連邦軍特有の物量作戦に適した機体となった。
本機で実戦データや生産の精査が出来た結果、量産型ガンキャノンが試作され、
最終的にジム・キャノンⅡが完成した。
以上が、RGC-80:ジム・キャノンについての解説です。