コラム

自己紹介の続きと言っては何ですが。

始めまして。早速ですがアニメが好きです。

20年くらい色んな作品を見てきましたし、今季も10作品位見ているので、浅くヌルくではありますが、「アニメが好き」と言う資格はあると思います。
アニメ好きって増えてきていて、世間的にも割と受け入れられやすい雰囲気がありますし、気軽にアニメトークが出来るのではないかといわれています。まるで天気の話をするかのようにね。

しかし僕の場合はそう簡単な話ではありません。なぜなら、超有名作品を抑えきれていないから。
なんと「鬼滅の刃」を見ていない。雨の日に傘を差さない人くらい、世間から浮いています。本当に日本人なのか。

今季で言えば呪術廻戦とか働く細胞とかも観ていません。すべてタイミングを逸し、いつのまにか大ヒットしていました。あれだけ流行ってしまうと今から新しく見始めるのもなんか抵抗がありますし、そもそもかなり話が進んでいてもう追い付けない。

「鬼滅」「働く細胞」「呪術」を見ていないということは、アニメ好きを公言するリスクが非常に大きいということを意味します。うかつに口に出すと


「鬼滅見てる?」「見てないです」「呪術廻戦は」「みてないですねえ」「働く「いえ……」


気まずい空気が流れるのは必至。アニメ好きは、今自分が見ている作品が何なのか一覧表を作って名刺のごとく相手に差し出すべきではないでしょうか。
というわけで、僕が今季見ている(見ていた)アニメがこちらです!

IDOLY PRIDE

ウマ娘 プリティーダービー Season 2

裏世界ピクニック

オルタンシア・サーガ

転生したらスライムだった件

のんのんびより のんすとっぷ

ひぐらしのなく頃に業

ゆるキャン△ SEASON2

Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season

ワンダーエッグ・プライオリティ

あまり統一性がないですね。でも今季はひぐらしやリゼロ、ゆるキャン△などアニメオタク界隈ではそれなりにメジャーなアニメの続編が多かったので、それを言える分少し楽でした。割と質の高い作品も多かった印象です。そんな中で、特に毎週楽しみにしていた作品のことを少し喋ります。

ひぐらしのなく頃に業 
『予想を裏切る展開・登場人物に共感』

前作は昔ながらの村社会の空気を色濃く残す雛見沢村で発生した連続怪死・失踪事件の顛末を描いた連作式のミステリーのリメイク。惨劇の真相は何か。何度も同じ時間を繰り返し、そのたびに様相を変えて発生する事件をどうすれば乗り越えられるのか。今では珍しくない「ループモノ」の走りでもあり、非常に話題になりました。

その放映当時から15年経ち、ひぐらしの名前だけは知っているという人も増えたこのタイミングでのリメイク。新規視聴者が参入しやすく、旧作視聴者も、細かい部分の話を忘れているのでもう一度楽しめます。

初見の人たちがTwitterなどで「これどういうこと!?」と混乱するのを、既存のファンがニヤニヤしながら見守るという趣味の悪い楽しみ方もできる。

そんな作品だと思っていました。

最初だけは。

今思えば、違和感がありました。全く旧作と同じ展開で始まったのですが、どうも細かいところで描写が違う。旧作では主人公前原圭一が最初に悲劇に巻き込まれ、ついには正気を失って、友人の竜宮レナを殺してしまいました。その時と同じルートをたどりながらも、旧作でループを繰り返していた真の主人公である古手梨花の助言があって、圭一は正しい選択を取ります。では惨劇は起きなかったのか。起きます。正気を失ったのは圭一ではなく、レナの方。

そう、この作品はリメイクではありません。再び繰り返す惨劇のループに閉じ込められながら、かつて正しかった選択がすべて裏目に出てしまう、その状況の中で、正解を求めてあがく「新作」なのです。

詳しくは本編を見てもらうとして、視聴者の予想を次々と裏切っていくストーリーが秀逸ですし、なにより、今回の「敵」が良い。ああ、「旧作」のハッピーエンドが、ここに繋がるのか、と。でも、確かにそうなんです。ループを脱しても、人生は続いていくのですから。

ささいなすれちがい、感情のもつれが事件に繋がるのは旧作も同じでしたが、どこか超常的な要因もあったそれと違い、今回はだれもが感じうる心情が原因となっていて、どう解決していくのか、それが楽しみです。

個人的には、19話で大学生になっている竜宮レナが前原圭一に向けて放ったある一言が今風に言うとエモくて衝撃的だったなあ。そんなこんなで昨日、最終回を迎えました。とはいえ、ようやくおぜん立てが整った段階です。果たしてこの惨劇はどう決着するのか。7月から解決編の「ひぐらしのなく頃に卒」が始まります。


ウマ娘

『キャラクターが可愛い・史実とリンクしているから生まれる感動』

ウマの耳としっぽをもち超人的な走力を持つ、普通の人間とちょっとだけ違う種族「ウマ娘」が、頂点を目指して、養成学校で日々切磋琢磨、レースでの勝利を目指す…

中々ぶっ飛んだ世界観で突っ込みどころ満載ですが、意外にも名作です、これは。

今回は2期目ですが、ぜひ1期目も観てもらいたい。

要は実際の競走馬の美少女化ですが、それがストーリーを深みのあるものにしています。

キャラクターはどれも愛らしく、2期の主人公であるトウカイテイオーは明るく快活で、ちょっと強気で生意気なところもあるけれど、走るのが大好きな少女です。

各ウマ娘の見た目やファッション、性格は元ネタとなった名馬の毛色や気質、レーススタイルを元にしているのですが、トウカイテイオーも、心を許した人以外には生意気な態度をとったり、攻撃的な走り方だったりと設定を受け継いでいます。

ウマ娘たちは、日々「有馬記念」や「天皇賞」などに出走しますが、その結果は現実の有馬記念などと全く同じなのです。

つまり、視聴者にはわかってしまっているわけです。どれだけトウカイテイオーが頑張っても、大事なレースでライバルに大敗を喫してしまう事が。

それだけではなく、何度も大きな怪我に見舞われることも。

僕は競馬を知りませんが、少し検索すれば、レースの結果はすぐにわかります。

詳しい人の中には実際にレースを見た人もいるでしょう。

だから、逃れられない結果が待っていることが分かるのです。

度重なる怪我に泣いたトウカイテイオーが、奇跡の復活を果たすことも。それが分かるから、より一層キャラクターへの愛情がわくのです。

「ほとんど史実通り」と先に言いました。そう、完全に史実通りではないのです。

あるウマ娘が、競馬ファンの感動を呼びました。1期の主要人物、「サイレンススズカ」という名馬をモチーフにもつウマ娘です。

史実ではあるレースで、サイレンススズカは骨折します。そしてその怪我が元で……

アニメでも、全く同じレース、全く同じ場所で、彼女は怪我をしてしまいます。

競馬ファンの恐れる通りの展開です。倒れ伏す寸前のスズカを、駆け寄った主人公、スペシャルウィークが支えます。サイレンススズカは史実とは違い、懸命なリハビリを経て、奇跡の復活を遂げます。彼女を愛した人たちが願ったように。そんな、単なるキャラクターが可愛いだけじゃない、モチーフとなった馬そのものへの愛情を感じるアニメです。

ワンダーエッグプライオリティ

『主人公を巡る謎が気になる・深みのあるキャラクター、声優の演技力・名シナリオライターだから、会話の間がいい』

主人公は思春期の少女大戸アイ。彼女は謎の存在「アカと裏アカ」に導かれ、エッグを手にします。

エッグを割ると別世界へ飛ばされ、そこで出会った少女を襲う魔物を倒すミッションを与えられます。エッグの中の少女をたくさん救えば望みがかなう、と聞かされたアイは「自殺した親友を生き返らせる」ために、ミッションに挑みます。

この物語の特徴は、なんといっても思春期の少女の脆くて繊細な感情をビビッドに描いていることで、見ていてもその感情の大きさ、瑞々しさに圧倒されます。

それと、脚本の野島さんはテレビドラマでも素晴らしい実績を残している方だけあって、会話のテンポ、間、ワードチョイスが良い。4人が集まっておしゃべりしたりLINEのメッセージを送り合う所では、キャラクターらしさや関係性が良く表れています。

物語は、いくつかの大きな謎が残っています。主人公の親友が自殺した本当の理由とは?誰がどういう理由でこのシステムを作ったのか?そして、最近の話で出てきた「敵」の正体は一体……?
物語は最終盤。どういう結末を迎えるのか、今から楽しみです。

というわけで、僕が今季見ているアニメでした。こういう風にすれば、〇〇見てない、からはじまるすれちがいもきっと防げるはず。全アニメ好きは視聴作品とか好きなキャラとかを書いた名刺を作って3か月に1回更新していきましょう!僕はしません!ありがとうございました。

FT

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アニメや映画、プロ野球を見たり、本を読むのが好きです。
浅く広くいろんな作品に触れていくタイプなので、それを活かして記事を書いていこうと思います。よろしくお願いします!


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