人生はじめての入院、大きな手術
2020年の2月の初めに入院、翌日、手術を行いました。
手術の記憶はありません。
麻酔を導入するところから、目が覚めたところまでの記憶しかありません。
手術で除去した腫瘍の検査の結果が出るのが、3週間後でした。
手術の前日、主治医から腎臓腫瘍の95%はがんだと説明を受けました。
回復は早かったです。
術後、水が飲めるようになり、食事を食べられるようになっていき、
順調に回復していきました。
痛みがあるのが大変でしたが、麻酔科の先生が
「君は体格がいいんだから、どんどん痛み止めを使った方がいいよ、
なるべく体を動かしたほうがいい」ともおっしゃって下さいました。
最後に「がんばれ!」と励ましてくださいました。
それが結構励みになりました。
入院時気を付けたこと
痛みが出たら、すぐにナースコールを押して、痛み止めの点滴や飲み薬を出してもらいました。
歩かないと腸閉塞になってしまうそうなので、術後はできるだけ歩くようにしました。
助かりました
入院して数日がたって、お隣さんが話をしてきてくださったのですが、だんだんと頻繁に話すようになりました。
おかげで暇を持て余す入院生活の大半はおしゃべりの時間に費やすことができました。
お隣さんに感謝です。
毎朝缶コーヒーを一本ご馳走してくださいました。
僕は退院時に1000円分のテレビカードをプレゼントしました。
入院中は動画が見られなかったんです
僕の入院した病院はWi-Fi機器を使うことができなかったので、YouTubeなどの動画などを見ると、
通信費がかなり高額になると予想されたので、動画は一切見られませんでした。
ゲーム機は一応持っていきましたが、あまり使うことがありませんでした。
主治医からの提案で歩きました。
散歩は一日自分のいた8階の病棟内を10周することを目標に歩きました。
食事
病院食は塩分が少なくて不味いかと思っていましたが、意外においしかったです。
3食ご飯食で魚料理が多かったような気がしました。
入院中は食事と薬の記録をノートに書いていました。
役に立ったかはわかりません。
現在、糖尿病の治療の一環で食事の一週間分の記録を糖尿病内科での受診時に、
管理栄養士さんと主治医に診てもらっていますので、そういったことでは役に立ったのかもしれません。
荷物を多く持って行ってしまいました
入院時の荷物ですが、僕は結構多めにそして、使わないものもありました。
タオル類や着替えなどは親が見舞いに来てくれた時に持って帰って洗濯してくれたので、余分でした。
ですが、一人の人やお見舞いのない方の場合は今回の荷物の量でも問題ないと思います。
退院
予定よりも回復しているので、2日早く退院できました。
9日間の入院生活でした。
前日に24時間の尿検査を行い、それで結果がよかったためです。
入院手術費は8万円ちょっとでした。
入院時に病院へ預かり金を10万円預けていたので、それで足りました。
帰りにスーツケースが運べるか心配でしたが、何とか無事に帰宅できました。
父まで入院してしまいました
次の泌尿器科の通院で腫瘍の検査結果がわかるため、それまでは待つ予定でしたが、そう簡単には行きませんでした。
退院の翌日、困ったことに父が救急車で搬送されてしまいました。
父は現在、入院していますが、総合病院とリハビリ専門病院とで転院を繰り返しています。
心臓の手術を2回行いました。
ステント手術と心臓の弁膜の手術でした。
大動脈瘤がありまして、それは開胸手術なので一度退院して、
リハビリを行いながら、体力の回復を図り、胸部大動脈瘤の手術を行いました。
父は今年の年末か年始になんとか退院のめどがたったと、
入院先の病院から連絡がありました。
悪いことは続くんでしょうかね
父の病院への行き来を何度かして、かなり大変で疲れました。
着替えを運んだり、先生からの説明を受けたり、手術の待ち時間もきつかったです。
手術の痛み止めを使いながらのことでしたし。
今はコロナウイルスの関係で面会に行っても会えなかったりもしましたし。
がんの告知
父の病院へ行っている合間、3月の初旬ごろに僕自身の泌尿器科の診察があり、
そこで初期の腎臓がんステージ1のAであることがわかりました。
がんの中でも一番軽度のようです。
ある程度覚悟はしていましたが、やっぱりショックでした。
抗がん剤治療などは初期の腎臓がんは効果がみられないため使わないようです。
僕の場合は腫瘍を手術ですべて取りきることができたのがよかったようです。
あとは再発をしないように祈るのみです。
これから、数年は定期的な検査を行います。
まずは腎臓の機能を調べるレノグラム検査を行いました。
結果は良好でした。
5月に胸部と腹部の造影剤を使ったCT検査を行います。
かけておいてよかった、がん保険
がん保険の手続きを行い、給付金もいただきました。
やっぱり保険に入っていてよかったです。
術後1年は検査の際の医療費もいただけるそうです。
まあ、僕は5年くらい検査を行い続ける必要があると思いますが。
最後に
今はコロナウイルスのことで、世の中大変なことになっています。
僕は糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、高血圧もありそれにがんでもあります。
コロナウイルスに感染したら、重症化して命を落とすかもしれません。
今回の自分自身の病気、親の病気、世界的な感染症、命の大切さを実感する毎日です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。