家にあった花瓶スケッチ

 ダイニングテーブルにあった昼の強く温かい光に照らされた花瓶をスケッチしてみました。
実際は食事のためその場でスケッチ出来なかったので、色味は後から記憶を頼りに塗っています。

 まずは、花瓶をダイニングテーブルから移動させて落ち着いた場所で線画にしました。
写真は撮り忘れてしまったのでいきなり着色したものを載せています。
 強い光に照らされている感じを出すために濃い部分と薄い部分を上手く塗り分けたいと思ったので、
一番色が薄そうな花びらの部分を薄い黄色で一旦全部塗ってから、後に他の部分と比べて濃すぎない
陰色を塗ることにしました。
 次に濃い色は花瓶の置いてあったテーブルで、茶色い固有色が太陽の光に照らされてとても鮮やかな
印象を残していたのですが、一番綺麗で鮮やかに見えたのが花瓶によって分光した光だったので
それより目立ちすぎないようにするためにここもほんの少し薄目に塗りました。
 最後に残った花瓶部分はマット水彩を使用したので、白い部分の塗り残しはあまり気にせず全体的に
灰色で所々色味を残す感じで塗っていきました。

さらに細部と同時に色味を見ながら描きこんでいきます。
まず気になったのは机と花瓶の色味の足りなさだったので、広い面の机の色の濃さから足して
その後に花瓶の細部を色の明暗で描きこんでいきました。
花の部分は微妙な色合いで逆光になっていたので、無理に再現するのはやめて主役の花瓶と光が目立つように
あっさりとした色と描きこみに抑えました。

最後に足りない色味と陰影を描きこんでいきました。
全体的に鮮やかさが足りなかったので机から濃い色を足しています。
先に薄い色が塗ってあるおかげで違う色味を足しながら丁度いい濃さに出来たと思います。
次に花瓶にも濃い色味を足していきます。マット水彩なので重ね塗りをあまり自由に出来ないのですが
全体的に白く、所々透けたり、光が屈折して色味がついた光が縁取っていたりする感じが一応描けたと思うので一安心しました。
最後に花瓶の影を描いて完成となりました。
この影は強い光によって出来た濃い影の中に、花瓶を透過してきた光が淡く輝く美しい場所なのですが
今回は花瓶を主に描くつもりだったので最後まであまり意識していませんでした。
しかし、描きこんでみたら逆光に照らされている感じが強くなり、いまいち足りないような気がした画面全体の
コントラストが増して引き締まったようになったのでとても感動しました。

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