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こんにちは。先日、ふと思い立って家のネット環境の整備をしました。
というのも、うちは光回線なのに通信速度が全然速くないと前から思っていて、
今回、思い切ってネット環境を整備する事にしました。
原因を調査。
調べた所、どうもLANケーブルが原因らしくて、
使用しているLANケーブルが「カテゴリ5E」という古い規格の物だった事が原因のようで、
これでは、いくら光回線でも通信速度が上がる事は無いようです。
現在、光回線に対応している規格は、カテゴリ6、6A、7、8がありますが、
(カテゴリが最新である程、通信速度が速くなる)
替えるとしたら6、6A、7ですが、7以上の物は高価かつ本来、業務用途に使われる物なので、
導入コストの事を考えると、6または6Aがオススメだと思います。
以上のことを踏まえて今回は、カテゴリ6Aを選択して、現在使用しているケーブルを全て交換しました
実際に計測。(有線)
PS4を使って有線で通信速度を何度か計ってみた所、
ケーブル交換前は上り120Mbps前後/下り60Mbps前後と、光回線としてはやや遅い速度が出ましたが
ケーブルを交換した後は上り180Mbps前後/下り90Mbps前後と、かなり改善された事が分かります
ルーターも交換。
有線だけでなく、無線の環境も改善したかったので、ルーターも交換しました。
ルーターは、約5年使用すると寿命と言われており、
また、無線の通信規格も約5年で更新され、セキュリティ面に関しても約5年で更新される為、
もし、古いルーターを使用しているなら可能な限り早く交換した方が良いです。
うちのルーター(Wi-Fi5)も5年以上使用していた為、
ちょうど良い機会だと思い、交換する事にしました。
最新の規格のものを選ぶ。
無線(Wi-Fi)にも規格があり、現在、最新の規格はWi-Fi6(IEEE 802.11ax)という規格で、
1世代前のWi-Fi5(IEEE 802.11ac)と比べると、最大通信速度が約1.4倍に向上しています。
なので、今、替えるとしたら、このWi-Fi6に対応しているものが良いでしょう。
ちなみに、Wi-Fi6以前の古い規格にも互換性があるので、
最新でないWi-Fi6非対応の古い端末も、これまで通り使えます。
無線の通信規格は大きく分けて2種類。
Wi-Fiに使われる通信規格は、5GHz帯(A回線)と2.4GHz帯(G回線)の
2つの周波数の帯域に分けられています。
5GHz帯は、2.4GHz帯より通信速度が速いですが、
壁などの遮蔽物の影響を受けやすく、
電波を飛ばせる距離も短いという短所があり、
2.4GHz帯が、5GHz帯より通信速度が遅いですが、
こちらは逆に、遮蔽物の影響を受けにくく、
電波を飛ばせる距離も長いという長所があります。
どちらが良いかは一概には言えないので、用途に合わせて使い分ける必要があります。
設置場所について。
可能な限り、家の中心部にルーターを設置すると、
家全体をカバーしやすくなり、電波の偏りが無くなります。
これだけで弱かった電波が改善される場合が多いです。
家の中心部への設置が難しい場合は、遮蔽物があると電波が遮られる為、
出来るだけ見通しの良い場所に設置しましょう。
特に、テレビや電子レンジなどの電化製品の傍に置くと電波の干渉を起こして
無線が繋がりづらくなってしまうので注意が必要です。
実際に計測。(無線)
計測する機材を変え、Nintendo Switchを使って、無線(5G)で通信速度を何度か計ってみた所、
ルーター交換前は、上り60Mbps前後/下り30Mbps前後と、
無線とはいえ、少し遅い速度が出ましたが、(特に、下りが少し低い)
ルーターを交換した後は、上り80Mbps前後/下り40Mbps前後と、
若干、速度の向上を確認出来ました。
おわり
今回は、家のネット環境の整備した事について、お話しました。
ネット環境を整備した結果、光回線として十分に速度が向上して良かったです。