ある日、私は不思議な夢を見た
ある男の子が5人の男の子をいじめてました
その子の名はA君
5人のうち2人は横から見ていて
3人はA君に腕を組まれていじめられていました
すると
3人のうち1人のB君が泣き出しました
A君は両手を「さあ?」というふうに広げて
「なぁーに?俺なにもしてねぇーし、ただこいつらをいじめてただけ」
と言いました
しかしB君はさらに泣き出しました
B君は体の弱い子でした
A君はふてくされて、バツが悪そうにその場を去りました
「なんだよなんだよ、あいつはすぐ泣きやがって」
B君はすぐ泣く子でした
まるで自分が加害者だってたたきつけられているような気がして
先生や周りに
僕はA君にいじめられているんだ!
って言われているような気がして
すると
A君も泣き出しました
悔しくて、しわくちゃに歪ませた顔から
大粒の涙がポロポロとこぼれていきました
すると
A君が泣いている路地裏から不思議なものが現れました
それは一人の女性のような、魂のかたまりのようなものでした
その女性はなにを泣いているの?と声をかけ
そこからなにがあったのか、どこに住んでいるのかなどを話しました
ときおり、A君が「うっせえ!」と言いながら。
ふたりは歩きながら話しているとA君の家に着きました
家に入るとテリーがいてくれました
「おかえり」
テリーというその女性は
そうA君に声をかけました
「テリーはすごくよくしてくれるよ、一緒にいてくれたり、本読んでくれたり」
A君は魂の女性にテリーを紹介しながら部屋に向かいました
しかし魂の女性はテリーをふり返りながら言いました
「でもなんかおかしいねぇ…
お母さんにしては、なんでテリーは一緒に寝たりしてあげないんだろう?」
そうテリーは養母さん
ここは孤児院だったのです
~あとがき~
そうこれ全部夢の話なんです
作ったお話じゃないんです
私もこの夢を見ながら「あ~」とか言いながら見ていたんですが
どうしてこうゆう夢を見たのか
今でも謎です
実は私もこうゆう複雑な心境のことを考えることが最近多くありました
テレビでは映されない心境。
いつもなら、被害者側がクローズアップされるところですが
今回は加害者側がクローズアップされている
しかも、B君に泣かれて、まるで自分が加害者なんだ!加害者なんだ!
とたたきつけられている感覚
その胸の痛みで泣く
複雑な感覚です
人間とは複雑な生き物です
私はときおり、この言葉を口にします